はなみずきブログ

永遠のテーマ

2022.8.31

実習生の寮はいつも汚れている。指導を重ねても汚れている。

怒られるから掃除をする実習生はいるけど、掃除をしっかりして、自ら心地よい空間で過ごそうとする子は今はもういない。

「お金お金」と騒ぐのに、ものを大切に扱わない。ものを大切に扱えない子が、お金を大切に扱うことはできないと思う。企業がいくら時給や月給を上げようと、不満ばかり口にする実習生や特定技能は、心も現実の生活も貧しいままだと思う。いくらもらうかではなく、どうやってお金を大切に使うか、ものを大切に使うかに気づかない子が多すぎる。実習生の寮に行くと物欲にまみれたもので溢れかえり、そのたびに悲しい気持ちになります。

以前、フィリピンの実習生が、「お金お金」と騒ぐ中国人実習生を見て、「どうして中国の実習生は騒ぐのですか?私たちはこうして雨風がしのげる寮を用意してもらって、仕事もあって、そして毎晩安全に寝ることもできるのに・・」と私に話してくれたことを覚えています。その子の寮は3年間とてもきれいで、実習も何の問題もなく終えました。その子の心の根底には「感謝」があり、「お金お金」と騒ぐ子たちの心には「不満」というネガティブな汚い色をした心しかないのだと思います。

政府やマスコミも「組合や企業の対応が悪い!」と決めつける前に、実習生たちに「日本で学ぶべきこと」という道徳を教える方法を考えたほうがいいと思う(私は考えている)。それが彼らが将来にわたって豊かに生きていける方法なんじゃないかな・・

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